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《つげ忠男×中里和人 二人展 初源の風景》初日トークのご報告と、追加イベントのお知らせ!_b0165526_23141389.jpg

3月9日より、展覧会がスタートしました。つげ忠男さんも、無事にご家族とともに京都入り。9日は13:00からサイン会、18:00より、off note の神谷さん司会のもと、中里和人さんと、和やかな雰囲気の中、トークセッションを1時間半ほど行っていただきました。
本当は、2月7日に惜しくも亡くなられた、うらたじゅんさんも交え、3人展になる予定だった今回の京都展。トークは、まずうらたさんについてのお二人の思い出から始まり、続いて今回の展覧会のテーマでもある、二人の「風景」観をめぐるトークに。つげさんからは、ご自身の劇画に頻繁に登場する利根川の葦原と裏町の風景について、自らの体験に根差したエピソードを交えて話をしていただきました。
いっぽう、初めて流山のご自宅につげさんを訪ねた時が、3.11の東日本大震災の当日だったという中里さん。風景に向けたご自身のアプローチを語るだけでなく、つげさんの作品に描かれた風景の魅力について、写真家の視点からていねいに解き明かしてくれました。
当日ご来場の皆様に、心より感謝申し上げます。

さて、事前に告知したイベントは3月10日のサイン会も含め終了しましたが、3月16日(土)18:00より追加イベントとして、中里和人さんによる、ギャラリーツアーを行うことになりました。初期から近作まで、コンパクトな回顧展に近い今回の展覧会。会場で実際の作品を前にしながら、中里さんご自身に、作品制作の意図や裏話などを伺います。また、9日のトークの内容も踏まえつつ、つげさんとの二人展に至る経緯などもふくめ、展覧会全体についても概観いただく予定です。どうぞお気軽にご参加ください。

■《つげ忠男×中里和人 二人展 初源の風景》
  中里和人・ギャラリーツアー
日時:3月16日(土)18:00- (40分程度を予定)
参加費:無料

☆お問い合わせ 
現代美術製作所(曽我)070-5013-3820 caf(a)anewal.net(aを@に変えて送信ください)


ー会場風景ー
(順次追加アップします)
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# by caf-mukojima | 2019-03-11 23:18
風来ノートI
つげ忠男×中里和人 二人展
初原の風景 -光と闇の間に浮かぶもの-

《つげ忠男×中里和人 二人展 初源の風景》開催のお知らせ_b0165526_17165426.jpg

このたび現代美術製作所では、風来画廊、off noteとの共催により、劇画家・つげ忠男と、写真家・中里和人、異色の取り合わせによる初の二人展を開催します。
無頼の群像が闊歩する市井陋巷「無頼平野」から、都市周縁にひろがる異界を描く「河川敷まぼろし」まで、1968年の『ガロ』デビュー以来、劇画表現に新たな地平を切り拓いてきた劇画家・つげ忠男。そして、開発前の東京湾岸の荒野を撮影した「湾岸原野」から、もうひとつの闇の東京を幻視する「東亰」(とうけい)まで、都市とその周縁で、陰影の深い風景写真を撮影する中里和人。それぞれ独自な視点で風景の境界を探ってきた二人が、光と闇をキーワードに競演。ひとときのワンダーランドを、路地奥の長屋空間に出現させます。
会場では、二人によるトークイベントやサイン会も開催。みなさまのご来場を心よりお待ち申し上げます。


■日時:2019年3月9日(土)~19日(火)12:00-19:00 会期中無休
■会場:ANEWAL Gallery 現代美術製作所    
    京都市上京区挽木町518

■主催:風来画房、off note 
 共催:現代美術製作所 
 協力:NPO ANEWAL Gallery


【会場での関連イベント】

★つげ忠男×中里和人 サイン会
3月9日(土)13:00~17:00 
3月10日(日)13:00~16:00 
参加費無料

★つげ忠男×中里和人 トークイベント「風景の境界」
3月9日(土)18:00~
参加費1500円


【お問い合わせ】

現代美術製作所(曽我)         
caf(a)anewal.net *(a)を@に変えて送信ください。
070-5013-3820 

その他Facebookでも随時情報を配信しています!


【プロフィール紹介】

●つげ忠男(つげ ただお)
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劇画家。1941年、東京に生まれる。中学卒業後、葛飾の採血会社に勤務。1960年頃から実兄・つげ義春の影響をうけ貸本マンガに短編を発表。61~67年まで6年間の沈黙の時期を経て、1968年『ガロ』で再デビュー。以来、次々と問題作を発表して大きな注目を集める。1970年代は『夜行』、1980年代は『COMIC ばく』を主な発表の場として作品を発表。1990年代は主にエッセイと絵を多く手掛け各誌に発表。1995年、代表作「無頼平野」が石井輝男監督によって映画化。2000年、ワイズ出版より長編「舟に棲む」刊行。2016年、最新作「成り行き」が「なりゆきな魂、」(瀬々敬久監督)として映画化され話題となる。作品集多数(北冬書房・ワイズ出版等)。近年、カナダ・イタリア・アメリカ、フランス等海外での作品出版も活発になる。現在、待望の長編連載「昭和まぼろし 忘れがたきヤツたち」(ネットマガジン『Comic MeDu』執筆に奮闘中。


●中里和人(なかざと かつひと)
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1956年、三重県生まれ。写真家。東京造形大学教授。日本各地の地誌的ドキュメントを中心に、小屋、路地など身体的スケールから見える、日本の社会的ランドスケープや夜景作品などを発表。越後妻有アートトリエンナーレ 2012&2015を始め各地のアートイベントに参加し、地域性を読み込んだインスタレーション作品や写真ワークショップなどを多数行う。つげ忠男作品「曼荼羅華綺譚」(北冬書房)では忠男氏と対談を行う。写真集に「湾岸原野」「キリコの街」「小屋の肖像」「東亰」「路地」「R」「ULTRA」「lux」「Night in Earth」などがある。さがみはら写真新人奨励賞、写真の会賞受賞。  
http://www.nakazato.info/


【会場アクセス】
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地下鉄烏丸線・今出川駅から徒歩約10分


# by caf-mukojima | 2019-02-08 17:40
満員御礼!〈富士山展2.0〉関連企画・第三回 スナック現美【 アート×ブロックチェーン 】。_b0165526_14282175.jpg

【多くのご参加表明、感謝致します。

現在、FB、メール、メッセンジャー含め、予想よりも多くの方からご参加表明を頂き、会場のキャパを考慮した結果、FBは現在参加表明頂きました17名の皆さまをもって一旦締切りとさせて頂きます。

本来、予約制ではございませんが、会場の混雑などを考え、今回は参加表明頂いている26名(FB:17名、FB以外6名、登壇者・スタッフ含む)の方を優先しお席のご用意をさせて頂きます。

また、空席がでましたら、こちらでご連絡致します。何卒、ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。】


毎回様々なアート関係者がホストとなり、アートとお酒を介して参加者と交流を行う「スナック現美」。今回は1月18日夜、ANEWAL Gallery 現代美術製作所における〈富士山展2.0 ジャイアントリープ〉会場で開店いたします。

ちなみに〈富士山展2.0〉は、アート×ブロックチェーンの新サービスstartbahnを使い、全国数十カ所で「富士山」をテーマにした作品の展示を行うプロジェクト。会場により時期は異なりますが、1月5日から26日にかけ、様々な場所で展覧会が開催されます。
平成最後の新年、現代美術製作所も参加し、市川平、笠原出、北川貴好、靴郎堂本店(佐藤いちろう)、三田村光土里、増山士郎、Roland Wirtz (ローランド・ヴィルツ)の7名が、平面、立体、映像など、様々な表現で、小作品を発表いたします。富士山という題材をとることで、普段なんとなく縁遠い存在の現代アートを、少しでも身近に感じてもらえれば幸いです。

関連イベントとして、企画展開催に合わせ「スナック現美」も開店。施井泰平(スタートバーン株式会社代表)、伊東謙介(ブロックチェーン研究者)、門林岳史(表象文化論・メディア論)の三名のホストに、アートとブロックチェーンについて語っていただきます。グラスを傾けつつ(お酒のに当てな方はソフトドリンクも)、リラックスした雰囲気の中、「そもそもブロックチェーンって何?」「アートにどう役に立つの?」などなど、基本的なところから知っていただく機会になればと思います。皆様のご来店、心よりお待ちいたしております。

現代美術製作所・新春グループショー@富士山展2.0

■会期:2019年1月18日(金)、19日(土)、20日(日)、25日(金)、26日(土)、27日(日)
■開場時間:12:00-19:00
■会場:ANEWAL Gallery 現代美術製作所(〒602-0065京都市上京区挽木町518路地内)
■お問い合わせ:caf(a)anewal.net  (*(a)を@に変えてメールしてください。)
■出品アーティスト:市川平、笠原出、北川貴好、靴郎堂本店、増山士郎、三田村光土里、Roland Wirtz (ローランド・ヴィルツ)

★関連イベント「スナック現美」:1月18日(金)19:00-21:00
ゲスト:施井泰平(スタートバーン株式会社代表)、伊東謙介(ブロックチェーン研究者)、門林岳史(表象文化論・メディア論)

施井泰平(しい たいへい)
1977年生。
東京都出身の現代美術家。スタートバーン株式会社代表取締役。東京大学大学院修了。2001年、多摩美術大学絵画科卒業後「インターネットの時代のアート」をテーマに美術制作を開始し現在に至る。ギャラリー、美術館での展示と平行してオンライン・プロジェクトも行っている。2014年、東京大学大学院在学中に大学構内にて起業。2015年末には、テクノロジーでアートの課題を解決することをミッションに掲げたオンライン・プラットフォーム「startbahn」をローンチした。

伊東 謙介(いとう けんすけ)
東京大学学際情報学府社会情報学コース博士課程在籍。
一貫して美術市場の活性化に関心を持ち続け、修士課程に進むと同時にstartbahnの立ち上げに参画する。
現在は研究に軸足を置きつつ、経済学の観点からビットコインのインセンティブ設計を美術や学術論文といった専門知識の累積を促すメカニズムへと応用する手法を検討している。
国際会議iiWAS2018にてBest Paper Awardを受賞。

門林岳史(かどばやし たけし)
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。関西大学文学部映像文化専修准教授。専門はメディア論、表象文化論。著書に『ホワッチャドゥーイン、マーシャル・マクルーハン?——感性論的メディア論』(NTT出版、2009年)、訳書にマクルーハン、フィオーレ『メディアはマッサージである——影響の目録』(河出文庫、2015年)、リピット水田堯『原子の光(影の光学)』(共訳、月曜社、2013年)。最近の論文に「ポストメディア時代の身体と情動——フェリックス・ガタリから情動論的転回へ」(大澤真幸編『身体と親密圏の変容』岩波書店、2015)、「ゴーストの縛りをほどく——攻殻機動隊、ポストヒューマニズム、パレルゴン」(塚田幸光編著『映画とテクノロジー』ミネルヴァ書房、2015年)など。

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地下鉄烏丸線・今出川駅から徒歩約10分


# by caf-mukojima | 2019-01-10 14:36
謹賀新年。_b0165526_01420759.jpg

新年、あけましておめでとうございます。京都に拠点を移してから2度目のお正月となりました。

昨年は、4月に東京から佐藤いちろうさんを迎え、「シュー・ピクニック」プロジェクトの一環で、ガムテープで靴を作るワークショップを、今出川駅近くのバザールカフェにおいて開催させていただきました。
その後は5月、NPO ANEWAL Galleryが関わる「マルチレイヤード・アイデンティティー」展の一環で、ウィーン在住の作家・東野雄樹さんの展覧会を開催。ANEWAL Gallery 現代美術製作所を本格的に使った、最初の展示となりました。
7月には東京から自分の蔵書を移動して、製作所の本棚がようやく一杯に。さしあたり、これで何をするという宛てもないのですが、東京で2016年に実施していた読書会も、今後再開できたらと考えています。
10月からは重本晋平さんのドローイングによる「まち植え展」、そして11月には北アイルランドを拠点に活躍する増山士郎さんの個展「TOKYO Landscape 2020」と、現代美術製作所主催・企画の展覧会が続きました。
その他に、11月には「上京OPEN WEEK」に参加したり、「昭和」なスナックのスタイルでアーティストのトークを楽しむ「スナック現美」も、ANEWALのメンバーとともに随時開催しています。
他にも様々ありましたが、展覧会やイベントを通じ、数多くの方と出会い交流を広げるきっかけが生まれ、それがまた、ゆっくりと新たな活動へと繋がりつつあります。

製作所は長屋の一角にある小さな会場です。アートの展示に特化した施設でもありません。できることも限られていますが、その中で、今必要だと感じることをひとつづつ行いながら、新たな年もマイペースで歩んでいきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

新年は、18日から〈富士山展2.0〉でスタートします。当日夜は19:00より「スナック現美」で、ブロックチェーンとアートに関するトークイベントも行います。「なんちゃって」スナックですし、ソフトドリンクもありますので、お酒の苦手な方もお気軽にご来場ください。

# by caf-mukojima | 2019-01-01 01:42
「現代美術製作所・新春グループショー@富士山展2.0」で今回展示を行っていただく、7名のアーティストと作品をご紹介します。(情報は随時更新中です)


■市川平(特殊照明作家)
1965年東京都生まれ。1991 年武蔵野美術大学大学院修了。1991年第2回キリンコンテンポラリーアワード受賞、1993年第3回ジャパンアートスカラシップ受賞。1988年「ドームのないプラネタリウム」を制作、それ以降 現代的なモチーフを選び彫刻でありながら様々な素材、要素を取り入れ、いわゆるSF的な物語性を感じさせる作品群を作り続けて いる。近年では「ドームツアープロジェクト」「マジカルミキサープロジェクト」「シークレットガーデンプロジェクト」などの目標達成型アートワークを手掛ける。2016年より元彫刻家の特殊照明作家として様々な現場で新たなフィールドを開発中だ。ポストインダストリアルバンド、PBCのサポートメンバー。近年多数のコラボレーションワークを実現させている。

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〈MMMオンザMt.Fuji〉
ミクストメディア
2018年



■笠原出(美術家)
1969年静岡県生まれ。1994年東京藝術大学大学院修了。人間の一過性の感情表出の一つである「笑い」。その複雑な層を切り口に様々なメディアを通じて問いかける作品を展開している。
94年、アーティスト共同体「スタジオ食堂」設立に中山ダイスケ、中村哲也、須田悦弘、藤原隆洋ともに参加。展覧会、オープンスタジオなどアーティスト主導のオルタナティブ・スペースの先駆的活動を展開する。(00年に解散)
02年にメディア・アーティストの春日聡(かすがあきら)とアート・ユニット「L.D.F.」を結成。「超気配」をコンセプト、「旅」をテーマとし祝祭空間的なインスタレーションを発表。近年はペインティングを軸に心理学的なフィールドからだけでなく、神話などを通じ、民俗学的視点におけるアニミスティックな「笑い」のあり方を模索している。

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〈ignis fatuus /mt.Fuji〉
キャンバスにアクリル,410mm×318mm
2007年



■北川貴好(美術家)
1974年、大阪府生まれ。既存のプレハブ家屋に無数の「穴」を開ける、公園に大量の古タイヤを持ち込むなど、建築的アプローチで空間に介入し、風景を再認識させる作品を制作。近年は、参加者と大量の写真で遊ぶ「みっける写真道場!」や、公共建築をアートのソフトで更新する「アップデートアーキテクツ」などを主宰し活動を行う。

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〈箱と巨人〉
映像インスタレーション (8分45秒)
インクジェットプリント 915mm×355mm
2018年
              


■靴郎堂本店(クツ創家)
1979年生まれ。大分県出身。佐藤いちろうの初個展名を屋号名としてスタート。2003年より「靴」「沓」など「履物」をテーマに制作活動開始。靴は明治期に西洋より伝来された履物です。伝来されたモノが日本的な解釈で現代の「履物」となっています。そんな日本と西洋の文化が混沌としている現代、人間にとって身近な道具である「履物」を遊び心で読み解き、 革新的な「履物」を模索しています。また『履けない靴』と呼ぶ、遊びの履物を制作。展覧会では、架空のお店を作り、自ら店員に扮装して接客を行います。これは、人とのコミュニケーション(店員とお客、履く人とそれを見る人との関係性、その回りを囲む環境)についてや、消費社会の中での大量化するモノの価値に意義を唱えたものです。遊び心やアートの力が生活していく上で心を豊かにする存在であることを目指しています

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〈MT.FUJIズック〉
ガムテープ,段ボール,革,靴ヒモ,金具,綿
L650mm×W650×H約377.6mm
2018年



■増山士郎(アーティスト)
1971年東京生まれ、川崎出身。明治大学建築学科大学院修士課程修了。世界中のアーティスト・イン・レジデンスに参加しながらノマドで活動している。2004年より6年間ベルリンを拠点にしたのち、2010年からは紛争地帯として知られる北アイルランドで、在住唯一の日本人アーティストとして活動している。

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〈Neo Mt. Fuji after March 11〉,
CG合営写真プリント.3mmアルミ板裏打ち
400mm×300mm
エディション20
2018年12月18日



■三田村光土里(現代美術家)
1964年 愛知県生まれ 東京在住。
「人が足を踏み入れられるドラマ」をテーマに、旅の中で得た社会に対する眼差しを、多様な表現方法によって反映させた空間作品を国内外で発表。日常の記憶や追憶のモチーフを、写真や映像、日用品など多様なメディアと組み合わせたインスタレーションは私小説の挿絵のように、誰にとっても身近な、不器用で愛おしい感情を人々と分かち合う物語を演じ、文化的差異を超えた個人的な共通理解を探る装置となる。
2006年からは滞在制作プロジェクト「アート&ブレックファスト」を世界中の様々な国で展開中。それぞれの都市で生活しながらアイデアを見つけ、フィールドワークを通して集めた材料によってその場で無数のインスタレーション作り上げる。B&B(ベッド&ブレックファスト)にヒントを得たタイトルの通り、来場者との朝食ミーティングを滞在先で開催しながら制作。

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タイトル:「象徴」
英題:"Symbol"
制作年2018
サイズ:28cm x 36cm
技法:ドローイング・コラージュ
素材:紙に鉛筆、インク他



■Roland Wirtz (ローランド・ヴィルツ) (写真家)
1959年ケルン生まれ、ベルリンを拠点に活動。希少な高性能レンズを利用した巨大なカメラオブスクラによって写真を撮影する。長年愛用してきたシバクロームが製造終了を迎えた。彼の手元に残された最後の紙を使い、19世紀西欧で流行したジャポズムを再考し、歴史的な美のシンボル「富士山」の撮影旅行を計画中である。

作品詳細
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〈Fuji-san Project〉
映像作品(11分2秒)
2017年



# by caf-mukojima | 2018-12-30 13:25