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ジャン・ピエール・テンシン 〈Requiem Playground -80年目の巡礼-〉開催のお知らせ

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Solo Show
ジャン・ピエール・テンシン / Jean Pierre Tenshin
〈Requiem Playground -80年目の巡礼-〉

 現代美術製作所では、2025年11月22日(土)より12月7日(日)まで、ジャン・ピエール・テンシンによる展覧会〈Requiem Playground-80年目の巡礼-〉を開催します。本展では、アンネ・フランクへの鎮魂と記憶の継承、そして未来への祈りを込めたインスタレーションを展示します。

 「アンネの日記」を読まれたことのある方は多いと思います。
 その著者、ユダヤ人のアンネ・フランク(1929-1945)は、ドイツ占領下のオランダで、ナチスから逃れるために隠れ家に潜伏し、2年の月日を過ごします。やがて隠れ家は発見され、捕らえられた彼女は、1945年に強制収容所で亡くなります。13歳の誕生日に貰った日記帳に綴られたアンネの手記は、生き延びた父親の手によって、戦後「アンネの日記」として出版されました。彼女の残した言葉は、時を超えて、今も世界中の人々の心に響き続けています。

 2000年の冬、ジャン・ピエール・テンシンは、ある個人的な体験を契機に、アンネ・フランクの足跡を辿る旅に出ます。雪に閉ざされたアウシュビッツから、アムステルダムのアンネ・フランクの記念館まで、クリスマスの時期に列車を乗り継いで巡った旅の思い出は、2007年、〈12の断片〜千年紀末の巡礼より〉という音声インスタレーションとして発表されました。
 今回の現代美術製作所の展覧会は、それ以降に起きた個人的な出来事、そして社会の変化に対するアーティストの想いをふまえ、旧作で意図した「巡礼」という主題を、さらに深化したインスタレーションによって改めて表現しなおす試みです。

〈Requiem Playground〉(鎮魂の遊技場)というタイトルに相応しく、会場には鉄道模型やドールハウスなど、童心をそそるオブジェも交えつつ、現代美術製作所の空間に、アンネ・フランクの記憶を辿る、ささやかな「80年目の巡礼」の旅路を描き出します。
 また、関連展示として、近隣にある大本山妙蓮寺において同時期に開催されるグループ展にも参加し、アンネ・フランクへの想いを未来へとつなぐ、祈りの空間を設けます。ふたつの会場を巡っていただくことで、鎮魂と祈りの、小さな「巡礼」の旅が完結します。

 そのほか、現代美術製作所の2階では、ジャン・ピエール・テンシンがライフワークのひとつとして取り組むBOX美術作品の展示、および、深く敬愛するアーティスト、ジョゼフ・コーネルを主題に制作した、アニメーションの上映も併せて行います。
 古い人形、写真、ガラスの小瓶といった、多様な素材を、独自なセンスで小箱の中にコラージュし、ひとつひとつが小宇宙のように形作られた作品をお楽しみください。

 アンネ・フランクが亡くなってから80年目となる今年。
 現在もなお、世界の至る所で戦争が続き、差別は絶えることなく、戦禍の中では罪のない子供たちが日々命を落としています。もしも彼女が生きていて、その様子を目にしたら、果たしてどのような思いを抱いたことでしょうか。
 80年の節目の年に、それがたとえ小さな声に過ぎないにしても、記憶の風化に抗い、忘れてはならないことを未来に継承するのは、アーティストにとって大切な役割のひとつであると思います。

 ジャン・ピエール・テンシンにとって、今回は京都での初めての個展です。
 この機会に、多くの方にご高覧いただければ幸いです。

現代美術製作所 ディレクター 曽我高明


〈Requiem Playground -80年目の巡礼-〉開催概要

会期 2025年11月22日(土)ー12月7日(日)12:00-18:00 水曜休み
会場 現代美術製作所 (京都市上京区挽木町518)
入場 無料(一部イベントを除く)
主催 現代美術製作所 
協力 大本山妙蓮寺 / まるごと美術館 / NPO ANEWAL Gallery / ことくらす合同会社 / バラモンデザイン反町正大 / パラゴンデザイン倉澤斉 / 帽子小屋ひろりん / シズカナオニワ / 有限会社八幡工業 / カオタロー佐藤香 / 朝比奈圭子 / Gallery MIRAI blanc

★現代美術製作所において開催する会期中イベント  

オープニングレセプション
11月22日(土)17:00-20:00
妙蓮寺で同日より始まるグループ展 〈QUλSI(クアジ)〉と合同で、レセプションを開きます。
どうぞお気軽にご参加ください。

スナック現美
12月6日(土)18:00-21:00(参加費 ¥1000 / ワンドリンク)
街中のスナックにいるような雰囲気の中、気軽な交流のひとときをお過ごしください。
当日は18:30頃より、ジャン・ピエール・テンシンが作品について語ります。

★関連展示〈Requiem Playground ANNEX〉

同時期に開催されるグループ展〈QUλSI -曖昧なものたちの肖像-〉において関連展示を行います。
会期 2025年11月22日(土)ー12月7日(日)10:00-16:00 水曜休み
会場 大本山妙蓮寺 (京都府京都市上京区妙蓮寺前町875)
拝観料金 800円 / 妙蓮寺・寺宝展開催のため11月22日ー24日のみ1000円(小学生以下、障がい者 無料)

〈Requiem Playground -80年目の巡礼-〉に関するお問い合わせおよびSNS


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現代美術製作所1階 会場風景

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現代美術製作所2階 会場風景

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妙蓮寺での関連展示

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〈QUλSI -曖昧なものたちの肖像-〉フライヤー


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アーティスト紹介
ジャン・ピエール・テンシン / Jean Pierre Tenshin

東京在住。1984年より作家活動を開始。
ジョゼフ・コーネルにインスピレーションを受けたBOX美術作品の制作のほか、人形制作、アニメーション、ドキュメンタリーなど、多彩な表現に長年取り組んでいる。
一方で、鉄のオブジェを激しく打ち鳴らすメタルパーカッションのライブ活動や、Tシャツ姿で座禅を組み、世界各地の人々と記念撮影をするライフワーク〈修行中〉プロジェクトなど、パフォーマーとしても活動を続けている。
2009年からは左官職人として建築の世界に携わり、2016年に一級佐官技能士を取得。近年は、木・金属・土・漆喰・モルタルなど、多様な素材を自在に扱いながら、作品を通して空間と物質とのより深い対話を探求している。

HP ジャンの箱ギャラリー https://www.jeanptenshin.com

*本展はアンネ・フランクの日記に着想を得ていますが、本文や画像の直接的な引用・複製は含まれません。
*This exhibition is inspired by Anne Frank’s Diary, but it does not include any direct quotations
or reproductions of its text or images.

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Jean Pierre Tenshin Solo Show

〈Requiem Playground – Pilgrimage in the 80th Year〉


Dates: November 22 (Sat) – December 7 (Sun), 2025
Hours: 12:00–18:00 (Closed on Wednesdays)
Venue: Contemporary Art Factory (518 Hikigi-cho, Kamigyo-ku, Kyoto)
Admission: Free (except for certain events)
Organizer: Contemporary Art Factory


Events During the Exhibition at Contemporary Art Factory

Opening Reception
November 22 (Sat), 17:00–20:00
We will hold a joint reception with the group exhibition QUλSI (Quasi), which opens on the same day at Myōren-ji Temple.
Please feel free to stop by and join us.


Snack Genbi
December 6 (Sat), 18:00–21:00
(Participation fee: ¥1,000 / includes one drink)
Enjoy a casual evening of conversation in an atmosphere reminiscent of a downtown snack bar.
From around 18:30, Jean Pierre Tenshin will talk about his work.


★ Related Exhibition

〈Requiem Playground ANNEX〉

A related presentation will be held as part of the group exhibition
〈QUλSI – Portraits of Ambiguous Things〉, taking place during the same period.

Dates: November 22 (Sat) – December 7 (Sun), 2025
Hours: 10:00–16:00 (Closed on Wednesdays)
Venue: Myōren-ji Temple (875 Myōrenji-Mae-cho, Kamigyo-ku, Kyoto)

Admission: ¥800
(For November 22–24, during the Myōren-ji Temple Treasure Exhibition, admission will be ¥1,000)
Free for elementary school students and visitors with disabilities.

Website: https://510kuras.jp/works/quasi/



現代美術製作所および妙蓮寺 MAP
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現代美術製作所へのアクセス
地下鉄烏丸線・今出川駅より徒歩約10分 / 9番バス停・堀川寺之内より徒歩約3分










by caf-mukojima | 2025-10-22 11:08