3月9日より、展覧会がスタートしました。つげ忠男さんも、無事にご家族とともに京都入り。9日は13:00からサイン会、18:00より、off note の神谷さん司会のもと、中里和人さんと、和やかな雰囲気の中、トークセッションを1時間半ほど行っていただきました。
本当は、2月7日に惜しくも亡くなられた、うらたじゅんさんも交え、3人展になる予定だった今回の京都展。トークは、まずうらたさんについてのお二人の思い出から始まり、続いて今回の展覧会のテーマでもある、二人の「風景」観をめぐるトークに。つげさんからは、ご自身の劇画に頻繁に登場する利根川の葦原と裏町の風景について、自らの体験に根差したエピソードを交えて話をしていただきました。
いっぽう、初めて流山のご自宅につげさんを訪ねた時が、3.11の東日本大震災の当日だったという中里さん。風景に向けたご自身のアプローチを語るだけでなく、つげさんの作品に描かれた風景の魅力について、写真家の視点からていねいに解き明かしてくれました。
当日ご来場の皆様に、心より感謝申し上げます。
さて、事前に告知したイベントは3月10日のサイン会も含め終了しましたが、3月16日(土)18:00より追加イベントとして、中里和人さんによる、ギャラリーツアーを行うことになりました。初期から近作まで、コンパクトな回顧展に近い今回の展覧会。会場で実際の作品を前にしながら、中里さんご自身に、作品制作の意図や裏話などを伺います。また、9日のトークの内容も踏まえつつ、つげさんとの二人展に至る経緯などもふくめ、展覧会全体についても概観いただく予定です。どうぞお気軽にご参加ください。
■《つげ忠男×中里和人 二人展 初源の風景》
中里和人・ギャラリーツアー
日時:3月16日(土)18:00- (40分程度を予定)
参加費:無料
☆お問い合わせ
現代美術製作所(曽我)070-5013-3820 caf(a)anewal.net(aを@に変えて送信ください)
ー会場風景ー
(順次追加アップします)