ちなみに〈富士山展2.0〉は、アート×ブロックチェーンの新サービスstartbahnを使い、全国数十カ所で「富士山」をテーマにした作品の展示を行うプロジェクト。会場により時期は異なりますが、1月5日から26日にかけ、様々な場所で展覧会が開催されます。
関連イベントとして、企画展開催に合わせ「スナック現美」も開店。施井泰平(スタートバーン株式会社代表)、伊東謙介(ブロックチェーン研究者)、門林岳史(表象文化論・メディア論)の三名のホストに、アートとブロックチェーンについて語っていただきます。グラスを傾けつつ(お酒のに当てな方はソフトドリンクも)、リラックスした雰囲気の中、「そもそもブロックチェーンって何?」「アートにどう役に立つの?」などなど、基本的なところから知っていただく機会になればと思います。皆様のご来店、心よりお待ちいたしております。
現代美術製作所・新春グループショー@富士山展2.0
■会期:2019年1月18日(金)、19日(土)、20日(日)、25日(金)、26日(土)、27日(日)
■開場時間:12:00-19:00
■会場:ANEWAL Gallery 現代美術製作所(〒602-0065京都市上京区挽木町518路地内)
■お問い合わせ:caf(a)anewal.net (*(a)を@に変えてメールしてください。)
■出品アーティスト:市川平、笠原出、北川貴好、靴郎堂本店、増山士郎、三田村光土里、Roland Wirtz (ローランド・ヴィルツ)
★関連イベント「スナック現美」:1月18日(金)19:00-21:00
ゲスト:施井泰平(スタートバーン株式会社代表)、伊東謙介(ブロックチェーン研究者)、門林岳史(表象文化論・メディア論)
施井泰平(しい たいへい)
1977年生。
東京都出身の現代美術家。スタートバーン株式会社代表取締役。東京大学大学院修了。2001年、多摩美術大学絵画科卒業後「インターネットの時代のアート」をテーマに美術制作を開始し現在に至る。ギャラリー、美術館での展示と平行してオンライン・プロジェクトも行っている。2014年、東京大学大学院在学中に大学構内にて起業。2015年末には、テクノロジーでアートの課題を解決することをミッションに掲げたオンライン・プラットフォーム「startbahn」をローンチした。
伊東 謙介(いとう けんすけ)
東京大学学際情報学府社会情報学コース博士課程在籍。
一貫して美術市場の活性化に関心を持ち続け、修士課程に進むと同時にstartbahnの立ち上げに参画する。
現在は研究に軸足を置きつつ、経済学の観点からビットコインのインセンティブ設計を美術や学術論文といった専門知識の累積を促すメカニズムへと応用する手法を検討している。
国際会議iiWAS2018にてBest Paper Awardを受賞。
門林岳史(かどばやし たけし)
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。関西大学文学部映像文化専修准教授。専門はメディア論、表象文化論。著書に『ホワッチャドゥーイン、マーシャル・マクルーハン?——感性論的メディア論』(NTT出版、2009年)、訳書にマクルーハン、フィオーレ『メディアはマッサージである——影響の目録』(河出文庫、2015年)、リピット水田堯『原子の光(影の光学)』(共訳、月曜社、2013年)。最近の論文に「ポストメディア時代の身体と情動——フェリックス・ガタリから情動論的転回へ」(大澤真幸編『身体と親密圏の変容』岩波書店、2015)、「ゴーストの縛りをほどく——攻殻機動隊、ポストヒューマニズム、パレルゴン」(塚田幸光編著『映画とテクノロジー』ミネルヴァ書房、2015年)など。